2017年04月04日

(注)本シリーズは下記URLで一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0405MenaRank7.pdf

MENAなんでもランキング・シリーズ その7)

 

 (世界のベストテン入りしたUAE、40位に急落した日本!)

4.主要国の世界順位の変遷(2013~2017年)

(http://menarank.maeda1.jp/7-T03.pdf 参照)

(http://menarank.maeda1.jp/7-G02.pdf 参照)

 ここではUAE、サウジアラビア、トルコ、エジプト、イランの5カ国及び米国、日本、中国の過去5年間(2013年~2017年)の世界順位の推移を比較してみる。

 

 これら8カ国は米国と日本およびUAEが世界の上位グループにあり、トルコとサウジアラビアが中位グループである。因みにMENAの平均順位もほぼ世界の中ほどに位置している。そしてエジプトと中国及びイランが下位グループである。

 

 まず上位の3か国を見ると、2013年は米国が10位と3か国の中で最も高く、日本は24位、UAEは28位であった。2014年から2016年までの3年間は各国とも世界順位に大きな変動はなかった。しかし2017年にはUAEが前年の25位から一挙にベストテンの8位に上昇、これに対して米国は11位から17位に後退、さらに日本は22位から40位に急落した。この結果UAEは米国、日本を抜き去り3か国のトップとなった。一方長い間世界の上位グループにいた日本は中位グループ近くまで転落した。

 

トルコとサウジアラビアの2013年の順位は69位と82位でその後サウジアラビアは70位台後半を続け、一方のトルコは60位台から70位台に下落し、2016年にはトルコ79位、サウジアラビア78位とわずかながら逆転している。2017年には両国とも急上昇し、トルコは世界60位、サウジアラビアは64位に上がっている。今回の順位を見る限り日本と両国の差は急速に縮まっている。

 

エジプトは2013年に125位であったがその後135位(2014年)→124位(15年)→125位(16年)と浮き沈みを繰り返し2017年は144位と前年より大幅に順位を下げている。これに対して中国は2016年まで140位前後にとどまりエジプトの後塵を拝していたが、2017年には急落するエジプトを一気に抜き去り世界111位に急伸している。イランは過去4年間は170位前後を推移してきたが、経済制裁が解除され穏健派が政局をリードすることにより経済の自由度が改善されたことが評価され2017年は155位に上昇している。

 

 (続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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2017年04月02日

(注)本シリーズは下記URLで一括してご覧いただけます。
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MENAなんでもランキング・シリーズ その7)

 

3.分野(Pillar)別の順位(続き)

(表http://menarank.maeda1.jp/7-T02.pdf参照)

 

(7)   Business FreedomMENA平均ポイント:66.2)

 ビジネスの自由度(Business Freedom)MENA1位はUAEでそのポイントは81.1である。UAEに次ぐのはチュニジアの80.6で、この2カ国がMENAで高いポイントを得ており、MENA第3位のサウジアラビア(73.8)と開きがある。4位のイスラエルから17位のイラクまでの14カ国は60点台でほとんど差がなく、MENAの平均ポイントは66.2である。レバノン(51.5)とイエメン(51.4)の2カ国は低い水準にとどまっている。

(参考:日本82.3、米国84.4、中国53.9)

 

(8)   Labor FreedomMENA平均ポイント:59.0)

 UAEは労働の自由度(Labor Freedom)においてもMENAトップ(80.9)であり、これに続くのがバハレーン(78.7)である。両国は米国(91.0)には及ばないものの日本(77.5)よりも高い。MENA第3位以下はオマーン(70.3)、サウジアラビア(68.5)である。MENAの平均ポイントは59.0であるが、これを大幅に下回る労働の自由度が低い国は、モロッコ、トルコ、レバノン、アルジェリアの各国である。

(参考:日本77.5、米国91.0、中国63.4)

 

(9)   Monetary FreedomMENA平均ポイント:74,6)

 通貨の自由度(Monetary Freedom)MENAでは18カ国に評価ポイントが付けられているが、その中で最も高いのはヨルダン(86.7)であり、これに次ぐのがイスラエル(84.9)、モロッコ(82.7)、バハレーン(80.7)である。一方ポイントが低いのはイラン(55.5)、イエメン(59.7)である。

(参考:日本83.0、米国80.1、中国71.8)

 

(10)Trade FreedomMENA平均ポイント:76.3)

貿易の自由度(Trade Freedom)MENAで高いのはイスラエル(88.0)、オマーン(85.2)、レバノン(84.4)、モロッコ(84.0)、UAE(83.5)、カタール(83.1)、バハレーン(82.8)の各国であり、これらの国は日本(82.6)より高い。一方ポイントが低いのはイラン(54.5)及びシリア(56.6)の2カ国である。

(参考:日本82.6、米国87.1、中国73.6)

 

(11)Investment FreedomMENA平均ポイント:54.0)

投資の自由度(Investment Freedom)MENAで最も高い国はイスラエル、トルコ及びバハレーンでありポイントは75.0である。これら3カ国に次ぐのがヨルダン及びモロッコ(各70.0)、レバノン、オマーン(各65.0)である。一方、投資の自由度が低いとされているのはアルジェリアおよびチュニジアの35.0であるが、特にイランは0.0と評価されている。この項目は他の項目に比べてポイントの格差が大きい。なお外国企業が多数進出しているドバイを有するUAEのポイントはMENAの平均(54.0)を下回る40.0でサウジアラビアも同じポイントである。

(参考:日本70.0、米国80.0、中国20.0)

 

(12)Financial FreedomMENA平均ポイント:53.0)

 金融の自由度がMENAで最も高いのはバハレーン(80.0)であり、同国のポイントは米国(70.0)を上回っている。バハレーンに次ぐMENA2位はイスラエル及びモロッコ(各70.0)である。ヨルダン、クウェイト、オマーン、カタール、トルコ及びUAEの6カ国がポイント60.0で並んでおり、これは日本とおなじポイントである。さらにレバノン、サウジアラビアが50.0である。一方、金融の自由度が低いと評価されているのは、イラン(10.0)である。

(参考:日本60.0、米国70.0、中国20.0)

 

 (続く)

 

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        前田 高行         183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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2017年04月01日

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