2005年02月14日

2/14 Khaleej Times
 独シュレーダー首相が2/27-3/4にかけて湾岸7カ国(GCC6カ国及びイエメン)を歴訪する。民間企業を同行し湾岸産油国に独製品を売り込むことも意図しているが、同行を希望する企業が殺到し、事務局は選別に頭を悩ませている。

at 13:23 
2/14 Khaleej Times (UAE)
 ドバイで国際兵器博覧会第7回IDEX((International Defence Exhibition and Conference)が開催された。IDEXは2年に一度開催され、パリと並ぶ世界最大級の兵器ショーである。今回は905社が出展、50カ国以上から120の公式訪問団が訪れる。
 主催者はUAEが2.6億Dh(注、1US$=3.7Dh)の軍事用ヘリを含む総額14億Dhを契約、またヨルダンは1.5億Dhの軽戦車購入契約を締結した、と発表した。

コメント:
 石油高価格の恩恵を受け懐が豊かになっている中東産油国を狙って、ドバイ兵器ショーで近代兵器売り込み競争が活発に繰り広げられているようである。
 かつての数百億円以上にも達する大型の戦闘機商談は影を潜め地味なスタートとなった。しかしながら国内テロ対策や麻薬・兵器密輸に対する国境警備問題など、中東各国は安全対策の強化を迫られている。このため電子探知装置、高度な情報機器等に関する欧米先進企業からの売り込みが今回の特徴のようである。


at 13:21UAE(Abu Dhabi, Dubai) 

2005年02月13日

2/13 Arab News (Saudi Arabia)
 ロシアエネルギー連邦庁Sergei Oganesyan長官を団長とする16名の使節団がサウジを訪問、ナイミ石油相と会談、両国は石油価格安定のため共同歩調をとることを表明した。会議には石油省顧問ファイサル殿下も同席。使節団は皇太子、サウド外相らと会談するほか、両国の経済関係強化についてリヤド商工会議所、SABIC等と意見交換する予定である。Sergei長官はロシア商業・経済・貿易・技術連盟会長でもある。
 サウジ・ロシアの二国間貿易はロシアの対サ輸出5.25億リアル、輸入は15百万SRである。なおロシア大手石油Rukoil社はアラムコとの合弁会社Lukoil Saudi Arabia Energy社を設立し、現在サウジ国内で29,900平方キロのAガス鉱区の探鉱作業を行っている。(注:1US$=3.75リアル)

コメント:
 サウジアラビアとロシアは、石油埋蔵量世界1,2位を占め、天然ガスもロシアが世界1位、サウジアラビアは同4位を占めるエネルギー大国である。ロシアはOPECに加入していないが、2003年5月にサウド外相がロシアを訪問して石油問題を協議するなど、これまでも世界最大のエネルギー供給国として両国の関係強化を図ってきた。またサウジアラビアの国策事業である「ガス・イニシアティブ計画」(*)は、9.11テロ事件を契機に欧米メジャーが撤退し、米国・サウジ関係も冷え込む中で、ロシアRukoil社が同計画に参画するなど、石油・天然ガスを基軸として二国関係が緊密になる気配である。

*「ガス・イニシアティブ計画」関連レポート(MENA Informant)
・サウジ・ガス・イニシアティブ計画のエピローグー奇妙な結末
土壇場のサウジ・ガス・イニシアティブ交渉


at 16:29Saudi Arabia 

2005年02月12日

2/12 Arab News
ゴサイビ労働相は、タクシー運転手を完全にサウジ人化するための期間を3年間延長すると発表した。サウジ人の運転手志望者が少なく目標達成の見込みが立たないためである。
 これまでは100%サウジ人化を実現するために、政府目標に達しないタクシー会社の免許更新を認めない、との強硬方針を打ち出し、タクシー業界の死活問題であるとともに、タクシー不足が日常生活に大きな影響を及ぼす点に懸念が抱かれていたが、問題はひとまず先送りされた。

at 15:58Saudi Arabia 
2/10, 2/11,2/12 Arab Times
 サウジアラビア初の地方議会選挙が先ず首都圏で実施され、リヤド市議会に6名の公選議員が生まれた。公選議員は議会定数の半分、残り半分は従来通りの政府指名であり、また女性には選挙権及び被選挙権が与えられないなど不十分なものではあったが、同国の民主化に向けてともかくも新たな一歩が踏み出された。
 事前の有権者登録は低調で選挙資格者(成人男子)の30%、14万人に過ぎなかったが、一方で候補者は38選挙区で1,818人が立候補し、特にリヤド市ではわずか7議席に646人という超乱立状態となった。
 選挙は混乱も無く終了、リヤド市は即日開票され当選者が発表された。しかし落選者の中には、投票開始直前にインターネットで一部候補者がイスラム教職者のお墨付きを得たかの如き情報が流されたことを取り上げ、選挙の公正が失われた、と訴えた。これに対し選挙管理委員長のミッテーブ殿下は、選挙規程により5日以内なら異議申し立てを受理する、と説明した。
 地方選挙は引き続き3月3日に東部地区で、また4月21日にジェッダ、マッカを含む西部地区で行われる。

コメント:
 今回の選挙は日本のマスコミでも大きく取り上げられ、サウジアラビアの今後の民主化の成り行きが注目される。米国は、サウジの民主化の遅れが9.11事件やその後のイスラム・テロの元凶であると批判しているが、その改善策としての今回の選挙はそれなりの評価をしている。但し、選挙が地方議会レベルにとどまり、女性に選挙権が与えられていないことなど民主化のステップとして不十分な点が多い。
 評論家の中には、今回の選挙は皇太子をはじめとするサウド王家支配者が欧米向けの対外的なアピールを狙ったものであり、国内的には一般国民(成人男子)に地方レベルでの政治発言の機会を与えるガス抜き効果を果たしているだけである、と辛口の論評をする者もある。


at 15:41Saudi Arabia 
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