2005年03月26日

3/26 Gulf Daily News (Bahrain)
 バーレーン内務省は国内政治組織の一つであるAl Wefaq Ilsamic Societyが行った違法な政治デモに対し告訴すると発表した。

コメント:
 同日のKuwait Timesによれば、デモを行ったのはイスラム教シーア派系の政治団体であり、シーア派の政治活動を制限している憲法の改正を求めたものである。バーレーンはシーア派が多数を占め、これを少数派のスンニー派であるハリーファ王家が統治するという、政治的・社会的な不安定要因を抱えている。
 同国は2002年に立憲王制に移行、様々な民主化政策を実施しており、米国の評価も高くGCC6カ国の中では最初に米国とFTA協定を締結している。しかしながら国内に不安定要因を抱え、また隣国のサウジアラビアからは、手ぬるいシーア派対策やGCCの結束を乱す対米協調政策を批判されており内外とも難しい舵取りを強いられている。

MENA Informant「GCC域外との交易に活路を求めるバーレーン経済」参照。


at 17:31Bahrain 

2005年03月24日

3/24 Kuwait Times
 Rental Value of 2004が世界47都市の事務所賃料を調査した結果によれば、クウェートは世界20位であるが、アラブ諸国の中では最も高い。アラブ地域で他にリストにあげられたのはベイルート(34位)だけである。
 クウェートの賃料相場は1平方メートル当たり年間356ユーロ(EU)である。1位はロンドン(1,571EU)、以下パリ、東京、ニューヨーク、香港の順。

at 16:50Kuwait 
3/24 Gulf Daily News (Bahrain)
 国営石油会社Bapcoは、日揮をprime contractorとする低硫黄ディーゼル製造設備(8,980万ドル)の契約を、Consolidated Contractors (Bahrain) Co.と締結した。完成は2007年第1四半期の予定。
 プロジェクトは現在の硫黄分を7,000ppmから10ppmに低減するディーゼルを製造するものであり、年間2億ドルの販売増、ROI 22%と試算されている。
 契約では最低25%はバーレーン企業に発注されることが義務付けられ、地元の雇用促進につながると期待されている。

at 16:37Bahrain 

2005年03月23日

3/23 Arab News (Saudi Arabia)
 Virginia Commonwealth大学の女性教授が、18日ニューヨーク・マンハッタンのモスクで行われた金曜礼拝において同席した男女の信者に説教を行ったことが報じられた。これに対してジェッダにあるイスラム諸国会議の下部機構Islamic Fiqh Academyは強く反発した。
 Faqh Accademyは、シャリア法では女性が男性に説教することは禁じられており、また男女が礼拝に同席することも許されない、と断じた。またカイロ・アズハル大学のTantawi師も、女性が女性信者に説教することは構わないが男性が同席してはならない、と述べた。

コメント:
 ニューヨークの出来事は男女間の戒律に厳しいイスラム教徒に今後大きな波紋を呼びそうである。イスラム諸国に対して西欧流の男女平等民主主義思想を押し付ける米国のやり方は、中東各国の為政者のみならず一般大衆に根強い反米感情を生んでいる。今回の出来事が偶発的なものか、それとも意図的なものか、いずれにしても今後の成り行きが注目される。

at 17:39Saudi Arabia 

2005年03月22日

3/22 Khaleej Times (UAE)
 アブダビで開催された第2回Middle East Power and Water会議において、GCC Interconnection Authorityの議長Dr.Saleh Alawaji(サウジ電力省次官)は、GCC grid(電力網プロジェクト)について概略以下のような講演を行った。
 第1期GCC gridはクウェート、、サウジ、バーレーン、カタールを総工費11.89億ドルで2008年までに完成。第2期(工費3億ドル)及びUAE、オマーンを結ぶ第3期(1.37億ドル)により2010年にGCC6カ国の南北電力網が完成する。
 プロジェクトのpay backは第1期は4年未満で25億ドルの経済効果があり、第3期工事完了後のそれは33.5億ドルと試算されている。
 工事スケジュールは、PQは既に2004年第1四半期に終了、入札は本年4月に行われ、発注は8-9月の予定。

コメント:
 クウェートからオマーンまでのGCC6カ国を結ぶ電力網は、昨年5月のジェッダにおけるGCC閣僚会議で資金負担が承認された。2004/5/9付の Arab Newsによれば、第1期工事は総額22.5億ドルで、資金負担割合はサウジ40%、クウェート36.5%、カタール13.5%、バーレーン10%である。
 本プロジェクトの最初の調査は1986年にカナダのHydro-Quebec Int’l., SNC-Lavalinが行い、1990-92年に見直された。しかしプロジェクトが本格化したのは2001年にGulf Electricity Link Authority(本部ダンマン)が設立されてからである。
 第1期工事はクウェートのAl-ZourからGhunan(ダンマン)まで380KV高圧送電線(422KM)を建設、GhunanからはAl-Jasra(バーレーン)まで220KV(90KM)及びSalwa(カタール)まで400KV(290KM)の各送電網を建設、さらにSalwaからRas Abu Fontas発電所まで220KV、100KMのラインを敷設する計画である。


at 17:12 
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