2005年05月01日

5/1 Arab News (Saudi Arabia)
 外国人のサウジ国籍取得申請の受付が国内各地で始まり申請者が殺到した。窓口では無料の申請用紙がなくなり、早速30SR(1$=3.75SR)で闇市場に出回っている。
 国籍取得は(1)サウジ生まれ又は母親がサウジ人であること(第8分類)、及び(2)その他(第9分類)の2種類ある。第9分類ではサウジ在住10年以上であることが条件であり、在住年数及び学歴によるポイント制が採用され、23ポイント以上必要である。
 ジェッダ地区の申請者の大半は年齢20歳から50歳のイエメン国籍者であった。資格条件が高学歴を求めているため、彼等からは、高学歴があればイエメンに戻って仕事を探す、と言う声や、かつてサウジの大学で入学を拒否されており、外国人は高い学歴を取得できない、などと制度の矛盾を嘆く者もいた。

at 09:11Saudi Arabia 

2005年04月30日

4/30 Arab News (Saudi Arabia)
 サウジアラビアの金融グループAl-RajhiがUAEの不動産開発企業Tameer社に50%資本参加した。出資額は明らかにされていないが数億ディルハム(1US$=3.67DH)と見られる。Tameer社はDubaiで地域最大の100階建てマンションPrincess Towerなど数多くのプロジェクトを手がけている。Tameer社の幹部は、これまで多くの金融機関からオファーがあったがAl-Rajhiと組む事にした、と述べている。

コメント:
 Al-Rajhi Groupは「サウジ企業番付100社」では9位(資本金6億ドル、収入11億ドル、従業員数5,500人)のOlayan Groupに次ぐ第2位の金融グループである。
 サウジアラビアの金融機関はいずれも業績は過去最高である。潤沢なオイル・マネーを抱えてその運用先に頭を悩まされているのが実情である。Al-Rajhiはサウジ国内の投資にとどまらず、今や狂乱的とも言える不動産投資ブームに沸くドバイに余剰資金の活路を求めたようである。

at 16:17UAE(Abu Dhabi, Dubai) 

2005年04月28日

4/28発表 石油資源開発ニュースリリースの概要
 石油資源開発はイラク石油省と共同運営委員会を設置、今回同省シャーマ次官の訪日を受け、第1回委員会を開催して共同スタディを含む技術協力覚書に調印した。
 今後委員会においてバグダッド近郊の油田の開発検討等を行う。また石油資源開発はイラク石油省に対して、三次元地震探鉱に必要なハード・ソフトの提供、探鉱・開発技術の教育訓練等を実施する。
 同社ではこれらの支援・協力によりイラク石油省との関係強化を図り、将来的には長期的石油契約の締結を目指すとしている。

*詳細は同社記者発表「イラク石油省との技術協力について」参照。

コメント:
 日本の対イラク協力は自衛隊によるサマワ周辺の戦後復興支援及びJICAによるヨルダンとの協力によるイラクの文化遺産保護事業(2/15 Jordan Timesほか)など政府ベースに限定されていた。今回の石油資源開発の技術協力は民間企業ベースでは始めてのことであり特筆すべきものである。同社自身が述べているようにこの技術協力が将来イラクでの石油開発につながることを期待したい。

追記
 国内外の石油各社のプレスリリースについては、「石油文化」ホームページが1週間分をまとめて紹介している。


at 19:57 
4/28 Khaleej Times (UAE)
 アブダビの政府部門の職場では、女性職員のヒジャブ(注、宗教上の理由で顔をおおうベール)着用を禁止する規則が波紋を呼んでいる。
 頻繁に席を空ける一部の女性職員がヒジャブ着用のため本人確認ができないことに業を煮やしたためであるが、聖職者などからは強い反発が生じている。
 反対者は、規則は女性のヒジャブ着用を定めたイスラムの教義に反するものである。対策としては職場離脱をチェックする職員の採用或いは電子的な確認などの他の対策を講ずるべきであると主張している。
 また女性職員からも、職場離脱は男性職員にも多い。アブダビのようなイスラム国家では今回の措置は「パンドラの箱を開ける」ようなものであると批判がでている。

コメント:
 仏では学校でのスカーフ着用禁止が波紋を投げたが、イスラム国家でも女性の服装について、職場規律と宗教の調和が微妙な問題を引き起こしているようだ。今回の場合、ヒジャブで顔を隠した女性は本人確認が困難であり、これを悪用した一部女性職員の規律違反が問題視されている。
 ただ筆者のサウジアラビア赴任経験で言えば(事務所に女性職員は全くいなかったが)、現地人職員が職場を離脱する現象は頻繁に見られた。特に宗教的制約が厳しい同国では、1日5回のお祈り、師弟の学校の送り迎え、運転できない妻のための私用等、さまざまでありいずれも本人の良識に任せざるを得ないことが多い。
 イスラム国家でもこのような問題が発生するのは主として湾岸諸国のしかも政府部門である。今後女性の社会進出はますます盛んになると思われるが、職場での社会規範と宗教規範をどのように調和するのか、大きな課題である。

at 17:43UAE(Abu Dhabi, Dubai) 

2005年04月26日

4/26 Arab News (Saudi Arabia)
 サウジアラビアの国営航空Saudiaは、ブラジルの航空機メーカーEmbraer社から中型機Embraer 170 15機を購入する。同社にとっては始めての機種であり、中東でも始めてであるが、同機を国内及び近距離路線に投入する。
 Embraer 170は航続距離3,700KM、66座席。契約総額は4億ドルと見られ、本年12月に最初の2機が納入される。
 今回のSaudiaの動きは、政府による同社民営化或いは国内路線の新規参入計画に先手を打ったものと考えられる。

at 17:09Saudi Arabia 
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