2005年09月13日

9/12 Khaleej Times (UAE) - Reuter電
 アブダビ、オマーン及びバーレーンの3カ国が共同経営しているガルフ航空から、アブダビが撤退する見込みである。ガルフ航空は2004年に利益を計上したが、資本金の2.4倍の債務を有して永年経営悪化に苦しんでいる。
 アブダビは昨年独自のEtihad航空を設立、運行中であり、消息筋は撤退は時間の問題と予測していた。なおカタールも既に2002年に共同経営から手を引いている。
 ガルフ航空関係者はコメントを避けているが、今週開催される取締役会でアブダビの撤退及び同社の民営化が論議される模様。

コメント:
 GCC6カ国のうちサウジアラビア及びクウェートは当初から独自の国営航空いわゆるナショナル・フラッグを持っていたが、その余力の無かったバーレーン、オマーン、カタール、UAEの4カ国は共同してガルフ航空を設立した。ガルフ航空は当時金融センターとして湾岸の中心であったバーレーンを本拠地として多くの国際便を運行していたが、競争激化と経営努力の不足により多額の負債を抱え各国からの補助金で穴埋めする状態が続いている。
 一方、ドバイは独自のエミレーツ航空を設立、ドバイが地域のハブ空港となった現在ではガルフ航空をはるかにしのぐ規模に成長している。このような中で産油・産ガス国として経済力をつけたカタール及びUAEはガルフ航空への赤字補填よりも独自のナショナル・フラッグ設立を目指したものである。
 しかしながらサウジアラビア、クウェートなどでは格安民間航空会社の設立も進み、航空産業の競争は厳しさを増している。この厳しい環境下でナショナル・フラッグを運行するには相当の赤字補填は避けられないであろうが、カタール、アブダビ両国は豊かな資源と財力で航空燃料高騰及び運賃値下げ競争に自信を持っているものと思われる。


at 15:51UAE(Abu Dhabi, Dubai) 

2005年09月12日

at 13:15Today's News 
9/12 Arab News (Saudi Arabia)
 サウジアラビア政府は今年上半期の雇用情勢に関する報告書を公表した。それによると外国人の雇用は対前年同期比20.6%減少する一方、サウジ人の雇用は16%増加した。外国人ビザの発給は昨年同期の180,744に対し139,638に減少した。報告書によれば民間部門の雇用数は、サウジ人787,222であり、外国人は5,637,947人である。
 なお記者会見を行ったAl-Humaid副大臣は、名目だけのサウジ人の雇用や違法な外国人雇用をチェックするための部局を新設すると述べた。


at 13:11Saudi Arabia 

2005年09月11日

at 08:29Today's News 

2005年09月10日

9/10 Arab News (Saudi Arabia)
 イスラム会議機構(OIC)の聖職者、学者による3日間の会議がマッカ(メッカ)で始まった。Ihsanogul事務局長(トルコ)はイスラム世界が共同して行動することを求め、イスラム社会が受けている非難や挑戦に徒に反発し或いは沈黙を決め込むことが無いよう要請した。
 会議の結果はあ行動計画としてまとめられ、今年末に臨時開催されるイスラム諸国首脳会議に提出される予定。

コメント:
 サウジアラビアのアブダッラー国王が、イスラム諸国の団結に向けて外交戦略の第一歩を踏み出した。これまでのイスラム聖職者や学者の会議は、欧米を非難し或いは自らを正当化する論理がまかりとおり、またイスラム諸国間は対立に明け暮れてきた。それが原理主義をはびこらせテロ組織の横行を許す一因となったことは間違いない。しかしここにきて現実を直視し、イスラム諸国が団結して自らの主張を展開していこうとする機運が出てきた。聖地マッカでのイスラム教聖職者・学者の会議の議長として、地元サウジアラビアではなく、穏健で西欧に理解の深いトルコ系のOIC事務局長が議長となったことは象徴的である。年末に予定されるOIC臨時サミットでのアブダッラー国王の手腕が注目される。


at 08:02 
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