2005年02月26日

2/26 Arab News (Saudi Arabia)
 Aramcoは中国の青島に建設中の20万B/Dの製油所(2007年稼動予定)に資本参加するためにSinopecと交渉中である。Aramcoは20-40%の出資をめどに昨年から交渉を開始、今年中の契約締結を目指している。サウジ原油は中国輸入量の中で最大であるが、近年オマーンやイランとの厳しい競争に晒されており、青島製油所にサウジ原油を独占的に供給することを狙っている。

2/26 Kuwait Times
 Ahmadi製油所で最新式の輸出埠頭が完成した。工費は1億KD(約3.3億US$)で、韓国の現代が建設。全長2100Mで6基の輸出用原油・LPG・製品出荷設備(内2基は予備)を有し積出時間は48時間から30時間に短縮される。
 完工式に臨席したサバーハ石油相は、クウェイトは2020年までに輸出能力を4百万B/Dにアップさせる計画であり、そのために国内4番目の製油所(40万B/D)建設を計画、また7隻のタンカーを韓国に発注済であり、今後4年間に総計100億ドルのプロジェクトに着手すると述べた。
 さらに同相は、今月末には北京に事務所を開設、現在の中国向け輸出2万B/Dを35万B/Dに増加するつもりであると言明した。


at 16:14 

2005年02月24日

2/24 Khaleej Times (UAE)
 ドバイの不動産開発会社Emmar社のAbbar会長のイスラエル・パレスチナ訪問が波紋を呼んでいる。Abbar会長はイスラエルのシャロン首相及びパレスチナ自治政府のアッバス大統領と会見、イスラエルが撤退するガザ地区の8千戸の住宅を買い取る意思表示をした。
 Emmar社はプレスリリースで上記目的のためパレスチナ自治区にEmmar Palestine社を設立すると発表、またこれはドバイ皇太子の指示であるとも付言している。
 これに対しアブダビ政府系のIttihad紙は、この取引は受け入れがたいと述べている。Emmar社はAFPの問い合わせに対しコメントを控えている。

コメント:
 ドバイの不動産開発がバブルの兆候を見せて久しいが、その先頭に立つのがドバイ皇太子でUAE国防相でもあるモハメッド・マクツームである。今回のニュースは単に国外進出すると言うだけのものではない衝撃的なニュースである。
 アブダビ側では懸念を表明しているが、アブダビはドバイの暴走を制御できなくなっているように見える。カリスマ的指導力でUAEの各首長国をとりまとめてきたザイード前大統領が昨年末に亡くなって以来、両首長国の意思疎通が疎遠になり、両国間に隙間風が吹き始めたと考えられないだろうか。


at 14:52UAE(Abu Dhabi, Dubai) 
2/24 Arab News (Saudi Arabia)
 台湾のPCメーカーAcer社によればサウジアラビアの昨年のPC売上は前年比15%増の42.2万台であった。内訳はノート型37%、デスクトップ型58%、サーバー5%。
 Acerはサウジ国内で連続15年PC売上No.1であり、ノート型のシェアは26.6%であり、全体でも18.4%のシェアに達し、UAEでも15.4%である。因みに全世界でのAcerの2004年売上高は67.5億ドル、2003年の47.3億ドルに比し大幅に増加した。


at 14:14Saudi Arabia 

2005年02月23日

2/23 Khaleej Times (UAE)
 米国Bechtel社は仏Technip, 日本の千代化、日揮を退けて、Gasco(Abu Dhabi Co. for Gas Industries)から総額14億ドルのHabshan Gas開発プロジェクトを受注した。同プロジェクトは、原油12.5万B/D、LNG1.2万トン及びエタンガス3,200トンを2008年第1四半期から生産することを目指している。

注:Bechtelはカタル新国際空港建設工事も受注。(1/12 Gulf Times参照)

at 13:48UAE(Abu Dhabi, Dubai) 
2/23 Arab News (Saudi Arabia)
 21日に閉会した第6回Jeddah Economic Forum(JEF)は、昨年の会議でオラヤン財閥CEOルブナ女史、ラニア・ヨルダン王妃、ムバラク・エジプト大統領夫人を含め多数の女性が参加したのに比べて、今回は高名なアラブ女性の参加も無く、対照的なギャップを示した。
 会議に参加した外国人女性ジャーナリストからも、男性参加者に対する取材を制限された、との不満があった。昨年の会議で女性講演者の素顔の写真が紙面に出たことがその後国内で物議を醸した経緯がある。主催者は、自身ではコントロールできない状況であった、と釈明している。

コメント:
 第6回目を迎えたJeddah Economic Forum(JEF)は曲がり角に差し掛かったようである。今回の会議は二つの点で失敗ではなかったかと考える。一つは女性が参加に消極的であったことであり、もう一つは政府のプロパガンダに利用された節が見られることである。
 昨年の会議で女性の素顔の写真が報道され、その後保守層からバッシングがあった模様である。このため今回は国内の女性経営者をはじめ他国の有力なアラブ人女性からボイコットされた。またArab Newsを読む限りでは地元ジェッダの有力経済人の発言も殆ど報道されなかった(これは同紙のスポンサーがサウド家のサルマン一族であることも理由であろうが)。会議のテーマの一つがサウジ人化(Saudization)問題であったように内向きの姿勢が強く、WTO加盟、経済の透明性確保、女性の社会参加を含む民主化努力など対外的に重要な時期でありながら、理念と現実のギャップを埋める具体的な議論や提案は余り無かったようである。
 リヤドでもかつてジェッダに対抗してForumを開催したが、世界に目を向けた会議として一定の評価を得たJEFには遠く及ばなかった。それはジェッダの経済人の誇りでもあったと思われる。しかし今回ジェッダの経済人はJEFに一歩距離をおいているように感じられる。ジェッダ経済界の重鎮であり、良い意味でリヤド政府と対抗して来たダッバーグ氏が数日前に死去した。このあたりも今回のJEFに影を落としているのかもしれない。


at 13:32Saudi Arabia 
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