2005年03月17日

3/17 Arab News (Saudi Arabia)
 サウジ国内のセキュリティ関連ビジネスが急拡大しており、現在の年2億ドルが本年は2乃至3倍になると見込まれている。専門家はビジネス拡大は二つの潮流ー即ちサウジ企業のIT関連セキュリティ需要並びに合弁事業に勤務する外国人の身辺セキュリティの確保ーがあると分析している。
 英国ミッションのメンバーとしてリヤド滞在中のControl Risks Group社のMr.Quilliamは、中東の治安は未だ不安定であり、各企業特にサウジ国内で操業する企業はセキュリティ対策を強化する必要を感じている、と述べた。

at 14:47Saudi Arabia 
3/17 Arab News (Saudi Arabia)
 イランのイスファハンで開催されたOPEC会議は50万B/Dの増産を決議し、価格が下落しない場合は加盟国が更に50万B/D減産することを承認した。サウジとクウェイトは4月1日から37万B/D減産すると言明した。
 しかし市場はOPECの実際の生産が既に生産枠を70万B/Dオーバーしていることを理由に決議に反応しておらず、むしろNYMEX市場は1.2ドル高の56.25ドルの史上最高値となっている。

コメント:
OPECニュースリリース参照。
今後のOPEC会議日程は次の通り。
第136回臨時会議:6月7日(ウィーン)
第137回通常会議:9月19日(ウィーン)

at 14:24 

2005年03月16日

3/16 Arab News (Saudi Arabia)
 OPEC会議前日に開催地イスファハンでイランとクウェイト両国石油相が天然ガス輸出に関するMoUを締結した。契約はイランがクウェイトに日量1千万立方米の天然ガスを輸出するもので、期間25年、総額70億ドルとされる。クウェイトは天然ガスが無いため、カタルとも発電所用天然ガス輸入契約を締結している。
 イランの天然ガス埋蔵量は26兆立方米、全世界の25%を占め、ロシアに次ぐ世界2位である。同国は2000年の生産量1,100億立方米を2010年には2,920億立方米に増産する計画である。
 イランは最近天然ガス輸出に力を入れており、昨日オマーンと2008年までに日量3千万立方米(2012年には同7千万まで増量予定)を輸出する話し合いに入ったほか、昨年4月にはUAE向け15百万立方米の供給契約を締結、また10月には中国とLNG1千万トン、25年間、総額1千億ドルの予備的契約を交わしており、インドとはパキスタン経由のパイプラインで天然ガスを供給する協議に入る予定である。


at 14:10Iran 

2005年03月15日

3/15 Arab News (Saudi Arabia)
 18日にイラン・イスファハンで開かれるOPEC会議を前に、サウジアラビアのナイミ石油相は、現行のOPEC生産枠を50万B/D引き上げ750万B/Dとすべきであると語った。
 同石油相はサウジの生産能力は1,100万B/Dあると示唆したが、現在の生産量900万B/Dをどの程度上げるかはについては明言を避けた。

コメント:
 OPEC議長であるサバーハ・クウェイト石油相は、現在既にOPEC加盟国が生産枠を上回る生産を続けていることを理由に枠の拡大を否定している(3/13付Arab News参照)。一方、サウジアラビアはOPEC最大の産油国であると同時に最大の生産余力を持っており、最近のOPEC会議では議長の意向よりもナイミ石油相の意見が通ることが多いようである。18日の会議の結論が注目される。

at 20:07Saudi Arabia 

2005年03月14日

3/14 Kuwait Times
 在クウェイトフィリピン大使館は、クウェイト政府及び地元企業に対して自国民がクウェイト経由でイラクへ不法入国することについて善処を要望した。昨年11月にイラクで働くフィリピン人が人質になり、誘拐犯はイラク国内でフィリピン人が米軍施設で働くことを中止するよう要求している。現在イラク国内には6千人近いフィリピン人が米軍施設で働いていると見られる。
 昨年7月に発生したフィリピン人運転手誘拐事件では、フィリピン政府は誘拐犯の要求に従い、米国政府の反対を押し切って自国軍隊を引き揚げた。またイラクで民間人が働くことも禁止した。しかし高給を求めてイラクに不法入国するフィリピン人が後を絶たない。

コメント:
 フィリピン政府が昨年7月人質救済のため自国軍をイラクから撤退させた時、米国は強い不快感を示した。このときアロヨ大統領は国民の喝采を浴びたが、家族の生活を中東での出稼ぎに頼る多数の下級労働者とその家族は困惑したのである。彼らはイラクの米軍施設での並外れた高給に惹かれ、政府のイラク出稼ぎ禁止令にもかかわらず危険を承知でイラクに不法入国しているのが現実である。米軍としても英語が堪能で肉体労働を厭わず勤勉なフィリピン人を必要としている。
 クウェイトの民間業者は国内で働かせる名目でフィリピン人の労働ビザを取得し、入国後彼らをイラクに送り込んでいる。失業率の高いフィリピンでは、OFW(Overseas Filipino Workers)と呼ばれる多数の海外出稼ぎ労働者があり、彼らの本国送金は家族の生活の糧であり、政府の有力な外貨獲得源でもある。出稼ぎが欠かせない貧しいフィリピンと彼らを必要としているイラク駐留米軍、そしてその仲介で暴利をむさぼるクウェイト業者―泥沼のイラク紛争がもたらす日陰のあだ花というべき悲しい現実である。


at 07:47Kuwait 
記事検索
月別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ