2005年10月

2005年10月22日

at 08:28Today's News 

2005年10月20日

at 17:12Today's News 
10/20 Gulf Times (Qatar)
カタールを地域のエネルギー産業のハブ(中心)にする総額16億ドルの野心的な「Energy City-Qatar」計画が公表された。計画にはITセンター、教育訓練センター、石油・ガス産業センターなどが含まれている。ファイナンシャル・アドバイザーとしてバーレーンのGulf Finance Houseが指名された。事業主体はGulf Energy社。


at 17:08Qatar 

2005年10月19日

at 15:52Today's News 
10/19 Arab News (Saudi Arabia)
 新設された国家安全委員会(National Security Council, NSC)は非常事態宣言、開戦布告等の強大な権限を有する組織である。また汚職や公的義務違反に対する幅広い権限も与えられている。
 NSC法第一条によれば、委員会はサウジアラビアの政治、経済、軍事、保安及び社会利益を保護するために活動する。アブダッラー国王が議長、スルタン皇太子が副議長となり、メンバーは国家警備隊副司令官、内相、外相、情報局長官であり、バンダル王子(前駐米大使)が事務局長である。

コメント:
 サウジアラビアに治安維持のための最高組織NSCが新たに誕生した。既に16日にバンダル前駐米大使をNSCの最高責任者に任命する勅令が発令されている。政府の最高レベルの会議はこれまでに最高石油会議、最高経済会議があった。その意味では部外者には同国の治安関係の最高会議新設は遅すぎた感もある。
 サウジ政府はかつて同国の治安の良さを誇っていた。これまでこのような組織を作らなかったことは治安に不安がないことを内外に誇示したかった、と言う意図があったのかもしれない。しかし国内でアル・カイダのテロが頻発した同国は、昨年以降強力なテロ掃討作戦を行い、かなりの実績を上げてきた。
 国際テロの温床と言う汚名を返上するために、内外に堅い意思表示を示したのが今回のNSC新設であろう。サウド家の最有力王族の一人であるバンダル駐米大使をNSCの事務局長に任命したことが米国の意向を受けたものかどうか定かではないが、少なくともサウド家が親米的態度を明確に表現したものであることは間違いない。
 但しNSCの権限が強大であることは同国が治安国家となる危険性も含まれ、米国が一方で掲げる中東民主化構想に逆行する恐れもある。今後の推移が注目される。


at 15:44Saudi Arabia 
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