2006年04月

2006年04月23日

4/23 Arab News(Saudi Arabia)
 中国の胡主席がサウジアラビアを訪問、アブダッラー国王と会談したほか、保安、国防、貿易、保健及び青年問題の5つの分野にわたる協定・契約の調印式に臨んだ。
 国防分野ではハーリド国防副大臣とChina North Industries Groupとの間で防衛システムの契約が締結され、また保健分野では中国人医師や漢方薬のサウジへの導入が合意された。
 またAramcoジュマ会長とSinopec会長が協力枠組協定に調印した。Sinopecは2年前にサウジ南部のルブアルハリ砂漠で鉱区4万平方KMのガス開発事業に参加している(注1)。また両者は既に福建省に合弁製油所を建設することで合意しており(注2)、更に青島でのJ/Vも計画されている。
 胡主席はSABICも訪問したが、SABIC会長は大連に52億ドル規模の製油所及びエチレンプラントを建設する計画に言及した。また胡主席はワーリド王子(注3)と中国への投資について話し合った。因みにワーリド王子は中国国内に4つのフォー・シーズンホテルを所有している。

(注1)1998年のアブダッラー(当時皇太子)が欧米訪問時にぶち上げたサウジのガス田開発巨大プロジェクトGas Initiativeは結局竜頭蛇尾に終わり、その後2004年に中国(Sinopec)及びロシアがガス探鉱開発を契約したと報じられた。しかしその後の状況は公表されていない。
*Gas Initiativeについては、MENA Informant「ガス・イニシアティブ計画のエピローグ 奇妙な結末」参照

(注2)昨年7月、Aramco、Sinopec及びExxonMobilの3者は、中国福建省に23万B/Dの製油所及びエチレン分解装置を総額35億ドルで建設する合弁事業に調印した。(2005/7/10 Gulf Times参照)

(注3)世界的な大富豪でホテル・観光事業に熱心。NENA Infromant「ビジネス王族の雄―ワーリド王子」参照

コメント:
 中国とサウジアラビアは今年1月にアブダッラー国王が訪中したばかりであり、両国の関係緊密化には目を見張るものがある。最近のサウジアラビアはLook East政策と称してアジア諸国との関係強化に力を入れている。アブダッラー国王は即位後初めての1月の外遊では、中国のほかインド、パキスタンを訪問、また今月にはスルタン皇太子が日本、シンガポール等を訪問している。
中東和平、イスラム国際テロ問題、デンマークのイスラム風刺画事件、さらに最近のイラン核疑惑問題等、アラブ・イスラム諸国と西欧の関係はギクシャクしている。このためアラブ・イスラムの盟主を自認するサウジアラビアは、アジア諸国との関係を強化して対欧米外交の切り札にしたい意向である。
 そしてサウジアラビアは中国、インド、日本等のアジアの大国に対しては石油供給を切り札としている。経済成長が著しい中印はサウジアラビアの石油がぜひとも必要なのである。


at 15:35Saudi Arabia 

2006年04月21日

各項目をクリックすれば各紙(英語版)にリンクします。
(米国)国防省、グアンタナモ基地の捕虜558名の国籍・氏名を初公表

*MENA Informant「グアンタナモの虜囚ー幕引きに苦慮する米国と湾岸3カ国の対応」(2005.8.1付)参照

at 11:34Today's News 

2006年04月19日

at 15:43Today's News 
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