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2009年06月18日

MENA(中東・北アフリカ)22カ国の「報道の自由度」


 東はアフガニスタンから西はモーリタニアまでのMENA(中東・北アフリカ)22カ国をいろいろなデータで比較しようと言うのがこの「MENAなんでもランキング・シリーズ」です。「MENA」は日頃なじみの薄い言葉ですが、国ごとの比較を通してその実態を理解していただければ幸いです。

 第9回のランキングは、ジャーナリストのNGO団体「国境なきレポーター(Reporters Without Borders)」が発表した「報道の自由の指標2008(Press Freedom Index 2008)」からMENA諸国をとりあげて比較しました。


「Press Freedom Index」について
logo_rsf.png 「国境なきレポーター(Reporters Without Borders)」は、1948年の世界人権宣言、及びこれに続く1950年の「人権と基本的自由の保護に関する会議」などで採択されたいくつかの憲章や宣言に触発され、各国の報道関係者が自発的に結成した非政府組織(NGO)である。フランスのジャーナリストが中心となって設立されたため、正式の組織名はReporters Sans Frontieresであり、その頭文字をとってRSFと略称され、本部はパリにある。

 RSFは、世界各国で取材妨害を受け、時には生命の危険に晒されているジャーナリストを保護し、その障害を取り除く活動を行っており、その一環として2002年から毎年、報道の自由度に関する各国のランク「報道の自由の指標(Press Freedom Index)」を公表している。この指標はRSFが作成した50項目のアンケートに対して、世界各地の表現の自由のための擁護組織14団体及び130人のジャーナリストが回答した結果を集計したものである。

 2008年版(Press Freedom Index 2008)は世界173カ国の報道の自由度を指標化し、各国をランク付けしたものである。報道の完全な自由が確保されていると評価された場合、指標はゼロであり、したがって指標が低いほど自由度が高いことを意味している。過去1年間のジャーナリストに対する各国の対応ぶりを評価したものであるため、報道の規制または記者の逮捕などの政府の取材妨害があった国、或いはジャーナリストが誘拐・殺害に遭った国についてはその年のランクが低くなる傾向がある。なお、RSF自身は、このランクは「報道の質」の良否を示すものではない、と断っている(以上、RSFのホームページ:http://www.rsf.org/ より)。

「Press Freedom Index 2008」は、前年(2007年)の169カ国から4カ国増え173カ国が対象になっている。MENAでもこれまでランク付けされていなかったオマーンが新たに対象国となり、これによってMENA22カ国(及びパレスチナ自治政府)全てが評価対象となった。
(2004年から2008年までの過去5年間のランクの詳細は「MENAなんでもランキング その9:報道の自由度」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/5-9PressFreedomIndex.htm 参照)

2008年のMENA22ヶ国の「報道の自由度」ランク
MENA諸国で最もランクが高いのはイスラエルであり、同国の指標は8.83、世界ランクでは46位である。イスラエルに続いてランクが高いのはクウェイト(世界順位61位)、レバノン(同66位)、UAE(同69位)、カタール(同74位)となっている。MENA諸国の中ではイスラエルが傑出したランクである。しかし全世界173カ国中、上位グループ(86位まで)を占めているMENAの国はこれら5カ国のみであり、これ以外の17カ国(+パレスチナ)は下位グループである。このことから世界のジャーナリストはMENA地域の報道の自由度に対して厳しい評価を下していることがわかる。

ちなみに世界で報道の自由度が最も高いとされたのは、アイスランド、ルクセンブルグ及びノルウェーでありいずれも北欧の国々である。また日本は世界29位(指標6.5)であり、MENA各国に比べれば高いが、ドイツ(世界20位)、英国(同23位)よりも低い。米国のランクは日本、フランスより低く、台湾と同じ36位である。

MENAで6位から10位までの国はバハレーン(世界96位)、トルコ(102位)、モーリタニア(105位)、アルジェリア(121位)、モロッコ(122位)である。一方世界ランクが150位以下で報道の自由度が極めて低いと評価された国は7ヶ国にのぼり、MENAのほぼ3分の1に達する。それらの国々を列挙すると、イエメン(155位)、アフガニスタン(156位)、イラク(158位)、シリア(159位)、リビア(160位)、サウジアラビア(161位)及びイラン(166位)である。アフガニスタン、イラクなど国内の治安状態が悪い国における報道の自由度が劣ることは致し方ないと言えようが、サウジアラビア、イランは比較的治安が良好であるにもかかわらず報道の自由度が世界でも最低レベルとされている。MENAでトップに評価されたイスラエルと対象的である。

過去5年間(2004年~ら2008年)のランクの推移
過去5年間を通じイスラエルは常にMENA1位を占めており、また世界順位もほぼ40位台を維持している。国際ジャーナリストが同国の報道の自由度を評価していることがうかがえる。MENA2位のクウェイトは過去5年間の世界順位が103位(04年)→85位(05年)→73位((06年)→63位(07年)→61位(08年)と一貫して上昇していることは注目される。カタールも同じような傾向を示しており、104位→90位→80位→79位→74位と毎年ランクを上げている。

これに対して過去5年間に世界順位を大きく下げた国もいくつかある。例えばパレスチナ自治政府は2004年に世界127位であったが、05年132位、06年134位、07年158位となっている(08年は若干改善され149位)。またアフガニスタンは5年間に97位から156位へと大幅に順位を落としており、04年の対象国数が08年より6カ国少ない167カ国であることを考慮しても同国の報道の自由度が非常に狭くなっていると言えよう。

08年にMENA最下位であったイランは05年以降ずっと最下位である。ジャーナリストに対する取材及び報道制限が極めて厳しいことがランク付けに反映しているようである。サウジアラビアの場合は、前年(07年)は世界148位(MENA17位)であった順位が、08年は一転して世界161位(MENA22位)に落ちている。

以上

*MENAランキングシリーズにご興味のある方は、ブログ「中東と石油」の「MENAなんでもランキングシリーズ」(http://www.k3.dion.ne.jp/~maedat/MENAranking.html )をご覧ください。

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前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp


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