2011年01月

2011年01月28日

各項目をクリックすれば各紙(英語版)にリンクします。

(アブダビ)ハイテクの家庭ごみ処理設備、7月に稼働予定
(カタール)2015年の男子ハンドボール世界選手権を開催。 *
(カタール)サッカーアジアカップ決勝で土佐のよさこい踊り披露


*カタールは現在開催中のサッカー・アジア・カップのほか2022年にはワールドカップの開催が決定しており、今回の男子ハンドボールとともに国際スポーツ・イベントの誘致に熱意を注いでいる。なおフランスはカタールとの誘致合戦に敗れ仏連盟会長は悔し涙。女子は競争相手なくデンマークに決定。


drecom_ocin_japan at 10:40コメント(0)トラックバック(0)今日のニュース 

2011年01月27日


(お知らせ)
荒葉一也のホームページ「OCIN INITIATIVE」が開設され、小説「ナクバの東」として続きを連載中です。
http://ocin.web.fc2.com/

退役将軍「シャイ・ロック」(3)
一介の理髪師に過ぎなかった『シャイ・ロック』の父親はイスラエル独立闘争の勇猛な戦士として頭角を現し、その後の第二次中東戦争でも活躍した。彼は何度も何度も武勇談を息子に言って聞かせた。いつしか『シャイ・ロック』は父親の最初の言葉だけでそれがいつ、どこであった話か解るようになったほどである。それでも彼はその話を聞くのが好きだった。ただ父親は独立戦争以前に行ったテロ活動については息子に何も話さなかった。時として無辜の市民を巻き添えにするテロ活動ーそれは父親自身思い出したくない時代であった。いつの時代でも大義のために無関係の他人が犠牲になる。それが歴史の事実である。そして息子もあえてその頃のことを父に問いただそうとはしなかった。

父親に洗脳された『シャイ・ロック』は創設期の空軍に入隊、パイロットを目指した。そして彼は第三次中東戦争で戦闘機パイロットとして大活躍した。ソ連の対イスラエル断交、エジプトのナセル大統領によるチラン海峡封鎖を契機として始まった第三次中東戦争は、イスラエル空軍の先制攻撃によりエジプト及びシリアは壊滅的な打撃を受け、戦いはわずか6日間で終わった。世に「六日戦争」と呼ばれる第二次中東戦争は、世界にイスラエル不敗神話を印象付けた。勝利の立役者は空軍であった。

戦後『シャイ・ロック』は米国のイスラエル大使館付武官として家族を伴いワシントンに赴任した。六日戦争の功績に対する論功行賞である。彼は戦場では沈着冷静、勇猛果敢な男だが普段は寡黙で口下手である。武官とは言え外交官の一翼となることに躊躇したが、階級社会の軍隊で上を目指すには米国駐在の経験は願ってもチャンスであり断る理由はなかった。妻も二人の娘も彼の背中を押した。特に長女のゴルダは父の米国赴任が決まると大喜びであった。

ワシントンに赴任した彼はこれまで知らなかった世界を垣間見た。生まれてこのかた戦争に明け暮れ、祖国での生活は緊張の連続を強いられるものであった。周囲を取り巻くアラブ諸国に対して連戦連勝のイスラエルであり、『シャイ・ロック』たち軍人の意気は上がり一般国民も過剰ともいえる自信を持ち始めていたが、明日何が起こるかわからない中東では息を抜く暇はなかった。
それに比べ米国とその国民は何とのんびりとおおらかな毎日を送っていることか。彼が米国に来たのはこれが初めてではない。未だ独身だった頃、パイロットの訓練生としてネバダの米空軍基地にいたことはある。しかしイスラエルからネバダまでは米空軍機で運ばれ、ニューヨーク、ワシントンなどの東海岸の大都市を見ることはなかった。彼自身も訓練に情熱を燃やしていたため訓練の休日にロスアンジェルスを垣間見たぐらいである。何よりも祖国の緊張状態を思うとのんびりした気分になどなれず、パイロットとしての技能を高め一刻も早く祖国の第一線に復帰したいという思いに駆られていたのである。


 (続く)

(この物語は現実をデフォルメしたフィクションです。)

荒葉一也:areha_kazuya@jcom.home.ne.jp

 

 



drecom_ocin_japan at 11:46コメント(0)トラックバック(0)荒葉一也シリーズ 

2011年01月25日

(注)本レポートは「マイ・ライブラリ」に一括掲載されています。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0168MenaRank17.pdf

(MENAなんでもランキング・シリーズ その17)

 東はアフガニスタンから西はモーリタニアまでのMENA(中東・北アフリカ)22カ国をいろいろなデータで比較しようと言うのがこの「MENAなんでもランキング・シリーズ」です。「MENA」は日頃なじみの薄い言葉ですが、国ごとの比較を通してその実態を理解していただければ幸いです。

 第17回のランキングは、「世界経済フォーラム(World Economic Forum, 略称WEF)」が毎年発表する「The Global Information Technology Report」(*)の中から「The Network Readiness Index 2009-2010」についてMENA諸国をとりあげて比較しました。

* ホームページ:http://www.networkedreadiness.com/gitr/

1.「The Network Readiness Index」について
「The Network Readiness Index」(ITネットワーク整備指数、以下NRI)は、毎冬スイスで開催される「ダボス会議」の主催者として世界に名を知られている「世界経済フォーラム(World Economic Forum, 略称WEF)」が作成したものである。WEFでは毎年「The Global Information Technology Report」を発表しており、その中でITの整備状況に関する各国の競争力をIndex(指数)としてランク付けしている。今回の2009-2010年レポートでは世界133カ国がランク付けの対象となっている。

Indexは(1)Environment (ITネットワークの市場、政治・法律制度及びインフラの整備状況)、(2)Readiness (ITネットワークに対する個人・企業及び政府部門の適応状況) 及び(3)Usage (個人・企業及び政府部門におけるITネットワークの利用状況)の三つのサブ分野で構成され、また三つのサブ分野についてそれぞれ3項目を評価対象としている。そしてこれら合計9項目について各国毎に評価し、それらを総合した指数(NRI)により133カ国をランク付けしている。

サブ分野とそれぞれの評価項目
(1) Environment Sub Index(環境整備状況のサブ指数)
Market environment(市場環境)
Political and regulatory environment(政治・制度環境)
Infrastructure environment(インフラ整備環境)
(2) Readiness Sub Index(アクセス利便性のサブ指数)
Individual readiness(個人の利便性の状況)
Business readiness(産業界の利便性の状況)
Government readiness(政府の利便性の状況)
(3) Usage Sub Index(利用状況のサブ指数)
Individual usage(個人の利用状況)
Business usage(産業界の利用状況)
Government usage(政府の利用状況)

2. 今回の順位MENAトップはUAE
今年度のレポートでランク付けの対象となった国の数は133カ国であるが、そのうちMENAは昨年と同数の16カ国である。MENA22カ国のうちランク付けされた国とされていない国は下記の通り。

ランク付けされた国(16カ国):
イスラエル、UAE、カタール、バハレーン、チュニジア、サウジアラビア、ヨルダン、オマーン、クウェイト、トルコ、エジプト、モロッコ、シリア、リビア、アルジェリア、モーリタニア、

ランク付けされていない国(6カ国):
アフガニスタン、イラン、イラク、レバノン、スーダン、イエメン

 16ヶ国のランクは「ITネットワーク整備サブ指数世界ランク,2009-2010  (http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/5-17bNriSubIndex(table).pdf )」のとおりであるが、MENA諸国の中でNRIが最も高いのはUAEである。同国は世界ランク23位であり、日本(同21位)とほぼ同じである。MENA第2位はイスラエル(同28位)、第3位バハレーン(同29位)、第4位カタール(同30位)であり、これら3カ国は世界順位も連続しており殆ど差が無いことがわかる。
 
第5位から8位までにはサウジアラビア(世界38位)、チュニジア(同39位)、ヨルダン(同44位)及びオマーン(同50位)が並んでおり、これらMENA上位8カ国は全世界133カ国の上位グループに入っている。

MENA9位以下はトルコ(世界69位)、エジプト(同70位)、クウェイト(同76位)、モロッコ(同88位)までが世界100位以内である。世界100位以下にはモーリタニア(102位)、リビア(103位)、シリア(105位)、アルジェリア(113位)と続いている。

MENA上位5カ国のうちイスラエルを除く4カ国(UAE、バハレーン、カタール及びサウジアラビアはいずれも湾岸GCC諸国である。GCCにはこのほかオマーン及びクウェイトがあるが、このうちオマーンは世界50位で上位グループに入っているが、クウェイトは世界76位であり、GCCの中では極めて低い評価が下されている。クウェイトは国土も人口もさほど大きくなく、それでいて産油国として財政が豊かであるにも関わらず同じようなUAEやカタールに比べてITネットワークの整備が非常に遅れていると判定されたのは奇異であると同時に大きな問題をはらんでいると言えそうである。

なおMENA16カ国の世界平均順位は63位であり全体としては世界平均をやや上回る水準である。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp



drecom_ocin_japan at 16:51コメント(0)トラックバック(0)MENA 
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