2005年01月16日

ヨルダン、サウジに職業訓練員派遣

1/16 Jordan Times
ヨルダンの職業訓練機関(VTC)はサウジアラビアの職業訓練機関GOTEVOTと協定を締結。サウジ国内の職業訓練施設に訓練指導員を派遣する。
日本のJICAとヨルダンは周辺国の職業訓練を遠い日本ではなく「第三国」であるヨルダンで行う事業を推進しており、今回のサウジとの協定はその趣旨に沿ったものであり、またヨルダンの失業対策にも寄与する。VTCは日本(JICA)のほか独のGTZやEU,カナダ及びUNESCOなどの国際機関との連携も深めている。

コメント:
 国内に有力な産業を有しないヨルダンは慢性的に高い失業率に悩まされており、日米等の先進国からのODA及び周辺諸国(特に湾岸産油国)への出稼ぎが経済の大きな柱となっている。
 一方、日本は非軍事的ODAで中東和平への寄与と国際貢献を目指しており、特にイラクに対する支援は同国への邦人派遣が難しく、またイラクが日本から地理的に遠いためイラク人訓練生を日本に招聘するのは経費的にも時間的にも無駄が多い。このためヨルダンが日本の資金により訓練事業を代行することはまさに両国にとって一石二鳥である。
 ヨルダンは小国でありながら、イラク復興で堅実に立ち回り、サウジなどの湾岸諸国とアラブ同胞としての立場で援助を取り付ける一方、米国の関心を引いてイスラエルとも経済的な実利を追求するしたたかさは大したものである。

at 21:19Jordan  
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