2005年05月08日

カタール、エネルギー部門で野心的な投資計画

5/8 Gulf Times (Qatar)
 カタールのAttiyah第2副首相兼エネルギー・工業相は、国営通信QNAのインタビューの中で、今後5年間のエネルギー分野の投資額は700億ドルになる、との見通しを語った。以下はその概要である。
 天然ガスについてはUAEに20億立方フィートを供給するDolphin Projectに加えてバーレーンとの契約が近く締結される見込み。
 石油化学では総額31億ドルのプロジェクトがTotal子会社Akrema他3社と先月契約されている。プロジェクトにはQVCの苛性ソーダ生産能力35万トンの70万トンへの倍増、Ethylene dichloride30万トンの90万トンへの能力増強などが含まれる。またQP(カタール石油)と仏Technip社はエチレン分解装置のEPC(エンジニアリング・調達・建設)に関するLOIを署名した。
 Attiyah大臣は、現在のLNG年間輸出量19百万トンは、本年末に26百万トン、2007年には35百万トン、更に2010年初めには77百万トンに達する見込みである、と述べた。なおLNG液化設備は既存のQatargas I, II, IIIに加え計画中のQatargas IVも加えると42百万トンになる。
 GTL(Gas to Liquid)はQPとSasolの合弁事業が来年34,000B/Dの生産を開始し、またQPはShell及びExxonMobilと30万B/Dプラントの合弁事業を合意している。

at 13:43Qatar  
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