2005年08月09日

フセイン元大統領の弁護団を解雇

8/9 Jordan Times
 フセイン元イラク大統領の娘Raghad Kamelは声明を発表し、元大統領の弁護団のうちイラク人弁護士Khalil Dulaimiを除く全員を解雇した。フセイン弁護団はヨルダン人800人を含む2,500人ものボランティア弁護士で構成され、ISNADと呼ばれる委員会で運営されているが、弁護士間で異なった内容の声明が出されるなど統一性に欠け、内部の混乱が表面化していた。このため元大統領と接見し、法廷での予審に参加した唯一の弁護士Khalil Dulaimi以外の弁護団を解雇したものである。
 フセイン家のスポークスマンは、新たな弁護団の結成を考慮中、と述べたが外国人弁護士が含まれるか否かは明言を避けた。なお一部報道によれば、ISNADに替わりInternational Emergency Committee for Iraqの関与も取り沙汰されている。同committeeにはマレーシアのマハティール元首相、アルジェリアのBen Bella、仏のRoland Dumas前外相等が名を連ねている。

コメント:
 フセイン元大統領は2003年4月の米軍侵攻後同年12月に逮捕され、米軍の監視下で拘留されている。尋問で法廷に姿を見せているが裁判の日程は未だに決まっていない。
 旧サダム政権の犯罪に関する弁護団ISNADは多国籍の弁護士の寄り合い所帯のため内部の統一にかけるようである。新しく結成されたInternational Emergency Committee for Iraqにはイスラム諸国の著名な政治家のほか仏前外相などが名を連ねている。そこにはフセイン元大統領の裁判を通じて米国のイラク侵攻の是非を世界に訴えようとするイスラム諸国とそれに同調する仏の意図が垣間見られる。


at 14:17Iraq  
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