2005年09月21日

(特報)OPEC総会記者発表概要

(特報)9/20 OPEC記者発表
下記は9/19-20にウィーンで開催された第137回OPEC通常総会の記者発表概要である。

・OPECは9/19-20の2日間、オブザーバーとしてロシア、メキシコ等を加え、第137回通常総会を開催した。
・OPEC生産量は約3,020万B/D(イラクの283万B/Dを除く)であり、原油の在庫量は過去5年の平均を超えており十分であると判断。
・それにもかかわらず石油価格が高騰しているのは製油所能力が不足しているためである。
・現行のOPEC生産能力は3,250万B/Dであり、今後石油開発投資を進め2010年には3,250万B/Dにまで増強する見込み。
・市場安定化のため10/1以降3ヶ月間、200万B/Dの余剰生産能力を投入する用意がある。
・12/12にクウェートで開催予定の第138回臨時総会で市場動向を再検討。
・ハリケーン・カトリーヌのためIEA加盟国が行った製品放出を歓迎しするが、製油諸能力不足が石油価格の高騰と不安定の原因として残っている。
・OPECは製油諸能力不足解消のためイニシアティブを発揮するが、これは一義的には主要消費国の責任である。
・現在行っているEUとOPECの対話は有意義であり、その他の地域又は国際機関と同様の対話を持つ用意がある。
・来年1月以降のOPEC議長にナイジェリア石油相Dr.Daukoruを選出。
・次回通常総会は2006/3/8、ウィーン。

*詳細はOPEC Press release参照。


at 09:09Oil  
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