2013年08月01日

MENA(中東・北アフリカ)諸国の対外直接投資(UNCTAD2013年版)(13)

(注)本レポートは「マイライブラリー(前田高行論稿集)」(図表付き)で一括してご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0273MenaRank4rev.pdf

(MENAなんでもランキング・シリーズ その4)

8.1990-2012年末の対外投資残高の推移
(まだまだ少ないMENAの対外投資、世界に占める比率は1.3%!)
(1)MENAの対外投資残高
(表http://members3.jcom.home.ne.jp/areha_kazuya/4-T08.pdf 参照)
 1990年末のMENAの対外投資残高は合計111億ドルであり、2000年末には2.5倍の274億ドルに増加した。しかし世界全体に占める割合は0.3%であり、外国直接投資(FDI)の出資国としての存在感は殆どなかった。その後FDIが世界的規模で拡大する中でMENA諸国の投資額も増え、2008年末の対外投資残高は2千億ドルを超えた。2009年以降も投資残高は着実に増加しており、2012年末には3千億ドルを超えて全世界に占める割合も1.3%となった。全世界に占める割合は2000年当時の0.3%からはかなり上昇しておりMENAの対外投資における存在感も高まっている。因みに2012年末のMENAの対外投資残高3,051億ドルは中国(5,090億ドル)の6割であり、日本(1.1兆ドル)の約4分の1、米国(5.2兆ドル)の17分の1である。


(続く)


本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp



drecom_ocin_japan at 09:43コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
月別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ