2015年06月29日

減り続けるMENAへの直接投資:UNCTAD「世界投資レポート2015年版」(1)

(注)本シリーズは「マイライブラリー(前田高行論稿集)」で一括してご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0350MenaRank4.pdf

(MENAなんでもランキング・シリーズ その4)


 中東北アフリカ諸国は英語のMiddle East & North Africaの頭文字をとってMENAと呼ばれています。MENA各国をいろいろなデータで比較しようと言うのがこの「MENAなんでもランキング・シリーズ」です。「MENA」は日頃なじみの薄い言葉ですが、国ごとの比較を通してその実態を理解していただければ幸いです。なおMENAの対象国は文献によって多少異なりますが、本シリーズでは下記の19の国と1機関(パレスチナ)を取り扱います。(アルファベット順)


 アルジェリア、バハレーン、エジプト、イラン、イラク、イスラエル、ヨルダン、クウェイト、レバノン、リビア、モロッコ、オマーン、パレスチナ自治政府、カタール、サウジアラビア、シリア、チュニジア、 トルコ、UAE(アラブ首長国連邦)、イエメン、


 これら19カ国・1機関をおおまかに分類すると、宗教的にはイスラエル(ユダヤ教)を除き、他は全てイスラム教国家でありOIC(イスラム諸国会議機構)加盟国です。なおその中でイラン、イラクはシーア派が政権政党ですが、その他の多くはスンニ派の政権国家です。また民族的にはイスラエル(ユダヤ人)、イラン(ペルシャ人)、トルコ(トルコ人)以外の国々はアラブ人の国家であり、それらの国々はアラブ連盟(Arab League)に加盟しています。つまりMENAはイスラム教スンニ派でアラブ民族の国家が多数を占める国家群と言えます。


 第4回のランキングは、UNCTAD(国連貿易開発会議)が毎年刊行する世界各国の直接投資(FDI)に関する報告書の最新版「World Investment Report 2015」からMENA諸国をとりあげて比較しました。(詳細は下記参照)
http://unctad.org/en/pages/newsdetails.aspx?OriginalVersionID=1023&Sitemap_x0020_Taxonomy=World Investment Report;#6;#Investment and Enterprise;#20;#UNCTAD Home 


「World Investment Report 2015」について
 UNCTADの「World Investment Report 2015」は、外国直接投資(Foreign Direct Investment, 以下FDI)の最新の状況を世界規模で調査分析した報告書であり対象となっている国は200以上に達する。このうちMENA諸国については今回のレポートではシリアがFDI InflowsおよびFDI Outflowsのデータがなく、またアルジェリアはFDI Outflowsのデータが示されていない。


 本稿ではFDI inflows(直接投資流入額)、FDI outflows(対外直接投資額)、FDI inward stock(直接投資流入残高)及びFDI outward stock(対外直接投資残高)の2009年~2014年のデータを取り上げ、MENA各国の直接投資の現状を比較することとする。


(続く)


本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp




drecom_ocin_japan at 11:21コメント(0)トラックバック(0) 

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