2017年12月17日

イスラエルを除きMENA諸国は全て100位以下:2017年版世界男女格差報告(3)

(注)本シリーズは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0430MenaRank8.pdf

MENAなんでもランキング・シリーズ その8)

 

3.分野別順位

(http://menarank.maeda1.jp/8-T02.pdf 参照)

 経済、教育、健康・寿命及び政治の四分野ごとに見たMENA16カ国の順位は以下のとおりである。

 

(1)   経済分野の男女格差

 経済分野の男女格差がMENAで最も小さいのはイスラエルで、同国の世界順位は65位である。同国以外のMENA15か国は全て世界100位以下である。120位のバハレーンに始まり、カタール(同122位)、クウェイト(同125位)GCC諸国が続いている。総合順位138位のサウジアラビアはこの分野では142位である。経済分野のMENAの平均世界順位は129位となっており、総合の平均順位とほぼ同じである。MENAでは経済分野における男女格差が大きいと言えよう。

 

因みにこの分野における日本の世界順位は114位であるが、詳しい内容を見ると女性管理職のランクは世界79位、専門技術職の世界ランクは101位であり女性の専門分野進出の道が狭い。また賃金の男女格差は世界平均を上回る52位である。

 

(2)   教育分野の男女格差

 教育分野ではイスラエル及びカタールの指数が1、すなわち男女が完全に平等であるとされている。MENAでイスラエル、カタールに次ぐのはクウェイト及びヨルダン(共に世界51位)であり、さらにUAE(同62位)が世界144か国の上位グループに入っている。これに続くのはバハレーン(同75位)、サウジアラビア(同96位)、チュニジア(同99位)までが世界100位以内である。世界順位100位以下ではイラン、トルコ(共に100位)、エジプト(104位)、アルジェリア(107位)、レバノン、シリア(共に109位)が100位台にひしめき合っている。

 

この分野のMENAの平均世界順位は83位である。実は世界的に見てこの教育分野の男女格差は小さく、スコアが1.000の国(即ち男女格差が全くないか、または女性の方が教育度の高い国)が34カ国もあり、イスラエルのスコアは1.000に対して世界104位のエジプトでもスコアは0.960である。

 

 日本は文盲率、初等・中等教育は男女に差が無いが、高等教育に男女格差がありポイントが0.991である。この結果日本の世界順位は74位とされ、この分野ではごくわずかなスコアの差で順位が大きく上下することがわかる。

 

(続く)

 

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        前田 高行         183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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drecom_ocin_japan at 09:43コメント(0)MENA  

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