2018年06月11日

大きく遅れているMENA、平均でも世界180か国中の139位:報道の自由度(2018年版)(2)

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0443MenaRank6.pdf

MENAなんでもランキング・シリーズ その6)

 

掲載日:2018.6.11

前田 高行

 

(MENAの世界平均順位は180カ国中139位!)

2.2018年版のMENA各国の「報道の自由度」ランク

(http://menarank.maeda1.jp/6-T01.pdf 参照)

MENA19カ国1機関(上記参照)の中で最もランクが高かったのはイスラエルであり、同国は世界180か国中の87位である。MENAトップとはいえ世界180か国の中では平均をわずかに上回る水準にとどまっている。イスラエルに次ぐのがチュニジア(97位)でありこの2か国以外のMENA諸国はすべて100位以下である。MENAの世界平均順位は139位と極めて低い。

 

MENA3位はレバノンの世界100位であり、クウェイトが世界105位である。120位台にはカタール(世界125位)、オマーン(127位)及びUAE(128位)が続いている。そしてMENA8位から11位までのヨルダン、パレスチナ自治政府、モロッコ及びアルジェリアの4か国が130位台に並んでいる。

 

中東の大国であるトルコは世界157位であり、同じく大国とされるエジプト及びイランはそれぞれ161位と164位である。そして世界最大の産油国としての経済力を誇るサウジアラビアの報道の自由度は180か国中の169位であり世界最低ランクに位置づけられる。MENAで最も自由度が低いシリアは世界177位である。

 

ちなみに世界で報道の自由度が最も高い国はノルウェーで上位の国の多くは北欧の国々である。日本は世界67位であり米国(45位)よりかなり低く先進国の中では評価が厳しい。なお中国は世界176位でシリアとほぼ同レベル、世界最低の180位は北朝鮮である。

 

評価ポイントで見ると世界1位のノルウェーは一桁の7.63であるのに対して(ポイントが低いほど自由度が高い)MENAトップのイスラエルが30.26、最も低いシリアは79.22、MENAの平均は48.33である。ノルウェーとMENA各国の格差は非常に大きいと言える。(参考:米国23.73、日本28.64、中国78.29)

 

RSFのレポートではポイントに応じて各国の自由度を下記の5つに分類し色分けをした世界地図を掲載している。

 

(1)白(薄黄)色:0~14ポイント(Good situation)

(2)黄色:15~24ポイント(Satisfactory situation)

(3)橙色:25~34ポイント(Noticeable problems)

(4)赤色:35~54ポイント(Difficult situation)

(5)黒色:55~100ポイント(Very serious situation)

PressFreedom2017rev2

この色分け地図では白(薄黄)色が最も自由度の高い国家群とされ、続いて黄色、橙色、赤色と移り、最後の黒色は報道の自由度が非常に深刻な状況にある国々とされている。これを見るとMENAの国々の多くは赤色であり、最低レベルの黒色もイラク、エジプト、リビア、イラン、バハレーン、イエメン、サウジアラビア、シリアの8か国に達している。

 

(続く)

 

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        前田 高行         183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

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drecom_ocin_japan at 08:41コメント(0)MENA  

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