MENA

2018年09月20日

MENAなんでもランキング・シリーズ その18)

 

(武器輸入額世界一はインド、日本は世界18位!)

付2.主要国の武器輸入額(2008年~2017年合計額)

(http://menarank.maeda1.jp/18-T04.pdf 参照)

(http://menarank.maeda1.jp/18-G07.pdf 参照)

 2008年から2017年までの10か年間の武器輸入合計額は世界全体で2,800億ドル弱であった。国別ではインドが最も多く同国の輸入額は327億ドル、世界全体の12%を占めている。輸入国第2位はサウジアラビアの194億ドルでインドのほぼ2分の1、世界シェアは7%である。

 

 第3位は中国の129億ドルであるが、前項でも述べた通り同国は輸出額では世界第5位であり、武器貿易が活発なことを示している。中国に次いでアルジェリア、オーストラリア、パキスタン及びUAEが輸入額100億ドル強で並んでいる。8位から10位は韓国、エジプト、米国でその輸入額は80~90億ドルである。因みに日本の過去10年間の武器輸入額は40億ドル、年間平均4億ドルであり、世界18位に相当する。日本の場合、軍事費(2017年、454億ドル、第1項参照)に比べ輸入額の割合が比較的小さいのは武器の国産化が進んでいるためと考えられる。

 

以上

 

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        前田 高行         183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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drecom_ocin_japan at 09:02コメント(0) 

2018年09月18日

MENAなんでもランキング・シリーズ その18)

 

付 世界の武器輸出国と輸入国

 ここでは世界の武器の輸出入額を取り上げる。各国の輸出額あるいは輸入額は年度によって大きく変動するため、2008年から2017年までの10年間の合計額について比較検討を行う。

 

(世界の二大武器輸出国―米国とロシア!)

付1.主要国の武器輸出額(2008年~2017年合計額)

(http://menarank.maeda1.jp/18-T03.pdf 参照)

(http://menarank.maeda1.jp/18-G06.pdf 参照)

 2008年から2017年までの10か年間の武器輸出額は世界全体で約2,800億ドル弱であり、年間平均では280億ドルであった。国別では米国とロシアが際立って多く、米国の10年間の輸出総額は901億ドル、ロシアは659億ドルであった。世界全体に占める割合はそれぞれ32%及び24%であり、2か国を合わせると世界の武器輸出額の6割弱を占めている。

 

 米国、ロシアに次いで輸出額が多いのはドイツの183億ドルであるが、米国あるいはロシアの4乃至5分の1にとどまっている。これに続いて輸出額が100億ドルを超えているのはフランス(173億ドル)、中国(143億ドル)、英国(120億ドル)である。なお次項(輸入額)に触れるとおり中国は輸入額では世界第3位であり、輸出とほぼ同額の武器を輸入しており武器貿易大国である。

 

 武器輸出額7位から10位はスペイン、イスラエル、イタリア及びオランダである。上位10か国のうちEU諸国が6カ国を占めており、EUは世界的な武器生産地域であることがわかる。なお上位10カ国は戦闘機、艦船、戦車、ミサイルなど高額な兵器を得意としているため輸出額が膨らんでいる。しかし世界の紛争地域の多くは小銃、機関銃、地雷、ロケットなど小型火器が使われている。中国、ウクライナ(輸出総額58億ドル、世界11位)、南アフリカ(同11億ドル、世界19位)などは、米国あるいはロシアに比べ金額的には少ないが影響力は小さくないと言えよう。

 

(続く)

 

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2018年09月17日

MENAなんでもランキング・シリーズ その18)

 

(サウジアラビアの軍事費は日本の2倍!)

5.主要国の軍事費の推移(2013年~2017年)

(http://menarank.maeda1.jp/18-T02.pdf 参照)

(http://menarank.maeda1.jp/18-G05.pdf 参照)

 中東の主要5か国(サウジアラビア、トルコ、イスラエル、イラン及びエジプト)に日本を加えた6カ国の2013年から2017年までの軍事費の推移を比較すると、2013年の軍事費はサウジアラビアが670億ドルで日本(490億ドルの1.4倍である。他の4カ国はサウジアラビアより大幅に少なくトルコは187億ドル、イスラエル173億ドル、イラン120億ドルであり、サウジアラビアの4分の1乃至5分の1程度である。エジプトはさらに少ない44億ドルにとどまっており、サウジアラビアの15分の1にすぎない。

 

 2014年、2015年はサウジアラビアの軍事費は大きく増加し、2015年には900億ドル近くに達している。2016年には逆に大きく減少、2017年は2013年の水準に戻っている。いずれにしても過去5年間を通じてサウジアラビアは地域の軍事大国の中で突出しており、日本の1.5倍乃至2倍の巨額の軍事支出を続けている。

 

トルコ及びイスラエルは5年間を通じてほぼ横ばい状態であるが、イランは2014年以降漸増しており、一方エジプトは2015年以降漸減傾向が見られる。日本は5年間を通じて400億ドル台の支出である。

 

(続く)

 

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2018年09月13日

MENAなんでもランキング・シリーズ その18)

 

(サウジアラビアは歳出の3割が軍事費!)

4.歳出に占める軍事費の比率

(http://menarank.maeda1.jp/18-T01.pdf参照)

(http://menarank.maeda1.jp/18-G04.pdf参照)

 前項ではサウジアラビアおよびオマーンの軍事費のGDP比率が10%を超え、他のMENA諸国に比べ突出して高いことを示したが、歳出に占める軍事費の比率でも両国は他のMENA諸国に比べて極めて高くサウジアラビアは30%、オマーンも26%に達している。実に歳出の4分の1以上が軍事費なのである。

 

 サウジアラビア、オマーンに次いでMENA諸国には比率の高い国が多く、アルジェリア(16%)、イラン、ヨルダン、レバノン各国は16%弱、バハレーン、イスラエル、クウェイト及びモロッコが11%前後とMENAの多くの国は二桁台である。その他イラクは9.4%、トルコ6.4%、エジプト4.6%である。因みに日本は2.6%であり、MENAのいずれの国よりも歳出に占める軍事費の比率が小さい。また米国は8.8%であり、中国はトルコとほぼ同じ水準の6.1%である。

 

(続く)

 

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2018年09月11日

MENAなんでもランキング・シリーズ その18)

 

(世界上位10カ国のうち8カ国がMENA)

3.軍事費のGDP比率

(http://menarank.maeda1.jp/18-T01.pdf参照)

(http://menarank.maeda1.jp/18-G03.pdf参照)

 各国のGDPに占める軍事費の比率を見ると、MENA諸国の中ではオマーンとサウジアラビアがそれぞれ12.1%、10.3%と際立って高い二桁の比率であり、また世界でも1位と2位である。これら2か国に続くのがクウェイト5.8%、アルジェリア5.7%と続いている。イスラエル及び同国と国境を接するヨルダン、レバノンの軍事費のGDP比率はそれぞれ4.8%、4.7%、4.5%と並んでいる。MENA諸国の軍事費のGDP比率は極めて高く、世界上位10カ国のうち実に8カ国を占めている。一方で地域の大国であるイラン、トルコ及びエジプトはそれぞれ3.1%、2.2%及び1.3%とかなり低い。

 

これらMENA諸国を米国、中国あるいは日本と比較すると、米国のGDP比率は3.1%でイランと同等であり、中国(1.9%)はトルコより低くエジプトより高い水準にある。これに対して日本の軍事費のGDP比率は0.9%であり、MENAのいずれの国よりも低く、またGDP比率が1%を下回る国は世界でも少数派であり世界145か国中の110位である。

 

(続く)

 

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