2005年01月
2005年01月31日
2005年01月30日
1/30 Jordan Times
ヨルダンのアブダッラー国王は43歳の誕生日を迎えた。この1年間(2004年)のヨルダン経済は、実質GDPが7%と言う1992年以来の高い成長を示した。輸出は+43.4%(2004.1-10月)増であり、特に米国向けは全体の27%、約10億ドルに達した。
昨年はFayez内閣改造も実施され、また地方分権も推進された。
コメント:
1999年に父王フセインの後をつぎ、預言者ムハンマドの血を引く名門ハシミテ家の国王に即位した若きアブダッラー現国王は、当初、老獪でカリスマ的人気のフセイン前国王と比べその政治的手腕が危ぶまれていたが、パレスチナ人のラニア王妃の助力も得て内政を安定させる一方、外交面では紛糾するイラク、パレスチナ問題をむしろ利用する形で国際的なプレゼンスを高めている。
HP「中東経済を解剖する」(http://www2.pf-x.net/~informant/)の下記レポート参照。
「ヨルダン・ハシミテ家の構図」
「したたかな小国ヨルダン」
なお即位時に異母弟のハムザ王子が皇太子に指名されたが、昨年末、突如皇太子が退位した。その背景は不明であるが、アブダッラー国王には幼少のフセイン王子があり、同王子をいずれ皇太子にするための布石と思われる。
ヨルダンのアブダッラー国王は43歳の誕生日を迎えた。この1年間(2004年)のヨルダン経済は、実質GDPが7%と言う1992年以来の高い成長を示した。輸出は+43.4%(2004.1-10月)増であり、特に米国向けは全体の27%、約10億ドルに達した。
昨年はFayez内閣改造も実施され、また地方分権も推進された。
コメント:
1999年に父王フセインの後をつぎ、預言者ムハンマドの血を引く名門ハシミテ家の国王に即位した若きアブダッラー現国王は、当初、老獪でカリスマ的人気のフセイン前国王と比べその政治的手腕が危ぶまれていたが、パレスチナ人のラニア王妃の助力も得て内政を安定させる一方、外交面では紛糾するイラク、パレスチナ問題をむしろ利用する形で国際的なプレゼンスを高めている。
HP「中東経済を解剖する」(http://www2.pf-x.net/~informant/)の下記レポート参照。
「ヨルダン・ハシミテ家の構図」
「したたかな小国ヨルダン」
なお即位時に異母弟のハムザ王子が皇太子に指名されたが、昨年末、突如皇太子が退位した。その背景は不明であるが、アブダッラー国王には幼少のフセイン王子があり、同王子をいずれ皇太子にするための布石と思われる。
2005年01月27日
1/27 Arab News
サウジ中央情報局長官のNawaf王子は、長官を辞任しRoyal Courtの特別顧問に就任。辞任は本人の申し出によるものである。
コメント:
後任長官は報じられていない。Nawaf王子は1933年生まれ、アブドルアジズ初代国王の22番目の息子であり、ファハド現国王の異母弟にあたる。元財務相、2001年8月にトルキ王子(現駐英大使)の後を次いで長官に就任した。長官ポストは対アル・カイダのテロ対策、対米関係、資金洗浄問題(money laundering)等の微妙な問題があるため、後任も王族(第三世代?)になるものと予想されるが、誰が任命されるか興味のあるところである。
サウジ中央情報局長官のNawaf王子は、長官を辞任しRoyal Courtの特別顧問に就任。辞任は本人の申し出によるものである。
コメント:
後任長官は報じられていない。Nawaf王子は1933年生まれ、アブドルアジズ初代国王の22番目の息子であり、ファハド現国王の異母弟にあたる。元財務相、2001年8月にトルキ王子(現駐英大使)の後を次いで長官に就任した。長官ポストは対アル・カイダのテロ対策、対米関係、資金洗浄問題(money laundering)等の微妙な問題があるため、後任も王族(第三世代?)になるものと予想されるが、誰が任命されるか興味のあるところである。