新・アラビア半島定点観測前田高行責任編集:2005年11月

2005年11月

2005年11月30日

今日のアラビア半島各国の新聞より

各項目をクリックすれば各紙（英語版）にリンクします。
(サウジ）1.4億ドルの鉱山鉄道建設契約を締結
(サウジ）韓国首相、スルタン皇太子と会談
（バーレーン)SME振興ローンを設立
(ドバイ）Dubai Port World, 英のP&Oを買収
（カタール）商船三井他と９０億ドルのLNG船長期傭船契約
(カタール）LNG計画はスローダウン-アッティヤ大臣表明

at 11:33│Today's News

11/30 Gulf Times(Qatar)
　カタールのRasGas社は三井OSK海運及びTeekay(加）の合弁会社であるNakilat社と、１２艘のLNGタンカー長期(２５年）傭船契約を締結した。契約総額は９０億ドル。タンカーは21-27万立方メートルのLNGを米メキシコ湾に建設されるターミナルに運搬するものであり、韓国のDaewoo, Samsung及びHyundaiの各造船所で建造される。

at 11:17│Qatar

サウジ鉱山鉄道、1.4億ドルの建設契約締結

11/30 Arab News
　サウジアラビアはLouis Berger(米）、Systra Engineering(仏）、Canarail(カナダ）及びサウジ企業から成る国際コンソーシアムと、1.4億ドルの鉱山鉄道建設契約を締結した。
　鉄道は北部ヨルダン国境近くのJalamidに産出するリン鉱石を東部Ras Az-Zourに輸送するものであり、路線は本線(Jalamid-Riyadh)及び支線（Ras Az-Zourまで)の2,400KMとなる。工期は７５ヶ月で新たに16,000人の雇用が生まれるとしている。
　路線は当面貨物専用であるが、将来は貨客両用とする予定。

at 11:04│Saudi Arabia

2005年11月29日

５年間に７００億ドルの工業投資-カタール副首相

11/29 Gulf Times (Qatar)
　カタールのアティヤ第二副首相兼工業・エネルギー相は、仏ビジネスマンとの会合で、同国は今後５年間にエネルギー及び工業分野で７００億ドルを投資する、と語った。概要は以下の通り。

・石油生産：３５万Ｂ／Ｄ（５年前）→８０万Ｂ／Ｄ(現在）→100万Ｂ／Ｄ超(2010-2011年）
・ＬＮＧ：２６百万T/Y→７７百万T/Y(2010年)
・GTL：４０万B/D(2011-2012年）
・石油化学製品：２６百万トン(2012年）

at 10:47│Qatar