2014年01月

2014年01月11日

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2014年01月10日

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2014年01月09日

(格付け下落に歯止めがかかったエジプト!)
2.前回(昨年7月)との比較(Standard & Poors格付け)
 (表http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-G-3-01r.pdf参照)
 今年1月と昨年7月のMENA諸国のソブリン格付けを比較すると、サウジアラビア、トルコ、イスラエルを始め殆どの国の格付けに変更は無く、変更があったのはチュニジア、エジプト及びレバノンの3カ国である。


 チュニジアの格付けはこれまでヨルダンと同じBB-であったが、今回は格付け対象から外されている。同国は2011年の「アラブの春」の騒乱で最初にイスラム政権が樹立された国であるが、政変後の政治経済は不安定な状態が続いている。


 エジプトの場合はムバラク政権崩壊後に成立したイスラム政権下でむしろ政治経済が混乱し昨年前半にはCCC+と言う最低レベルの格付けに落ちた。昨年7月に軍部主導の暫定政権が発足、GCC諸国からの財政てこ入れにより経済は小康状態を保っている。このためS&Pは格付けをB-に1ランク上げたと考えられる。ただ政情不安は続いており格付けは今後も流動的であろう。


 レバノンは今回BからB-に落ちている。内戦状態にある隣国シリアの影響を受けて宗教対立が激化、またシリアから難民が押し寄せて経済状態はかなり悪化していることが格付け下落の要因であろう。


 なおMENA以外の各国の格付け状況を見ると、大半の国の格付けは変わっておらず、ただオランダが最上級のAAAからAA+に下落、またイタリアもBBB+からロシア、ブラジル、南アフリカと同レベルのBBBにランク落ちしている。


(付) ソブリン格付けと格付け符号について
(1) ソブリン格付けとは
 格付とは、国債や社債などの債券を発行する発行体の信用リスク、つまり債務の返済が予定通りに行われないリスクを、簡単な記号で投資家に情報提供するものである。このリスク付けのうち国家が国債を発行する場合のリスク付けがソブリン格付けである。「ソブリン格付け」は、英語のsovereign(主権)に由来する名称であり、国の信用力、すなわち中央政府(または中央銀行)が債務を履行する確実性を符号であらわしたものである。ソブリン格付けを付与するにあたっては、当該国の財政収支の状況、公的対外債務の状況、外貨準備水準といった経済・財政的要因だけでなく、政府の形態、国民の政治参加度、安全保障リスクなど政治・社会的要因を含めたきわめて幅広い要因が考慮される。


 このようなリスク情報を提供しているのが格付け会社であり、全世界には多数の格付け会社があるが、その代表的なものはStandard & Poors、Moody’s 及びFitchRatingの3社である。3社で世界のシェアの9割を占めており、特にMoody's とS&Pは各々40%前後のシェアを有している。


(2)格付け符号について
 ソブリン格付けの記号は各社によって異なり、格付け段階も債務不履行(デフォルト)のレベルを除くとS&P、Moody’sとも8段階あり、S&Pは最上位AAA、最下位C、Moody’sは最上位Aaa、最下位Cとされている。これら8段階のうち上位4段階(S&PではAAAからBBBまで、Moody’sではAaaからBaaまで)は「投資適格」と呼ばれ、下位4段階(S&PではBBからCCまで、Moody’sではBaからCまで)が「投資不適格」又は「投機的」と呼ばれている。各段階の呼称は両社によって異なるが、定義はいずれも大同小異である。

 各社の詳しい定義については「Sovereign長期信用格付けの定義」参照
 http://members3.jcom.home.ne.jp/areha_kazuya/6-T03.pdf
 なおS&PではAAからCCCまでの格付けにはプラス記号またはマイナス記号が付けられることがあり、それぞれ各カテゴリーの中での相対的な強さを表している。またMoody’sではAaからCaaまでの格付けに1,2,3という数字付加記号が加えられ、1はその格付けの中で上位に位置し、2は中位、3は下位にあることを示している。たとえばAa1, Aa2, Aa3は順次リスクが高くなるのである。


以上


本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp



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2014年01月08日

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2014年01月07日

 本稿は世界的な格付け会社Standard & Poor社(S&P)が行っている各国の国債信用格付け、いわゆるソブリン格付けについて中東北アフリカ諸国及び世界の主要国の最新状況をまとめたものである。


 なお中東北アフリカ諸国は英語のMiddle East & North Africaの頭文字をとってMENAと呼ばれているが、ソブリン格付けはMENAのすべての国に対して付与されている訳ではなく、また格付けが中断或いは再開されることもしばしばである。因みに本年1月現在、S&P社のMENA格付け対象国はバハレーン、エジプト、イスラエル、ヨルダン、クウェイト、レバノン、モロッコ、オマーン、カタール、サウジアラビア、 トルコ及びUAE(但しアブ・ダビ)の12カ国である。


 世界的な格付け会社としてはS&P社の他にMoody’s及びFitch Ratingsがあり、3社のホームページで各国の格付けを知ることができる。
Standard & Poors: http://www.standardandpoors.com/home/en/ap
Moody’s: http://www.moodys.co.jp/pages/default.aspx
Fitch Rating: http://www.fitchratings.com/web/en/dynamic/fitch-home.jsp



(カタール、クウェイト、アブ・ダビの格付けは日本よりワンランク上!)
1.MENA諸国とその他主要各国の格付け比較
(表http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-G-3-01r.pdf 参照)
 MENA12カ国で最も高い格付けを得ているのはカタール、クウェイト及びアブ・ダビの3カ国であり、AAA、AA+に次いで3番目に高いAAに格付けされている。世界の国では英国、ドイツ、スイスなどのヨーロッパ諸国が最高ランクのAAAに格付けされており、非ヨーロッパ諸国ではオーストラリア、シンガポール、香港もAAAである。そしてAAAに次ぐAA+には米国、フランス等が格付けされており、ベルギーがMENA最高位のカタール、クウェイト、アブ・ダビと同じAAである。


 MENAでこれら3カ国に次ぐのはサウジアラビア(AA-)であり、これは日本、中国、台湾と同格である。またイスラエルは韓国と同格のA+である。そしてオマーンの格付けがイスラエルに次ぐAとされている。


 オマーンの次に格付けが良いのはバハレーン(BBB)及びモロッコ(BBB-)であるが、S&Pの格付け定義でBBBは「債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い」とされ、AAAを頂点とする投資適格ランクでは最も低く、これ以上ランクが低下すると「投資不適格」とみなされる。世界ではロシア、イタリア、ブラジル、南アフリカ等がバハレーンと同じBBBであり、スペイン或いはインドがモロッコと同じく投資適格の最低ランクBBB-である。


 上記以外のMENA4カ国(トルコ、ヨルダン、レバノン及びエジプト)の格付けは投資不適格とされている。そのうちトルコはBB+、ヨルダンはBB-であり、トルコはインドネシアと同格、またヨルダンはベトナムと同格である。残るレバノンとエジプトの格付けはB-であり、これはギリシャと同格である。格付けBの定義は「事業環境、財務状況、または経済状況が 悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれ易い」とされている。


(続く)


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 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
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