2006年02月25日

サウジの石油施設でテロ攻撃

2/25 Arab News (Saudi Arabia)
 24日午後3時頃、サウジアラビア東部油田地帯のアブケイク石油施設で、弾薬を積載した2台のトラックが施設の検問所を突破しようとして警備員と銃撃戦となった。自爆テロ2名が死亡、警備員2名も重症を負った。
 ナイミ石油相は、施設に被害は無く石油輸出に支障は無い、との声明を発表した。内務省高官は国内の石油施設は厳重な警備体制が敷かれており、今回の事件でその有効性が証明されたと説明している。またアラムコでは、仮に被害があってもバックアップ施設があるため大きな影響は無いと述べた。アブケイクの石油施設は全輸出量の3分の2を扱う最重要施設の一つである。
 サウジ国内における石油施設そのものへの攻撃は今回が始めてである。今月3日には隣国イエメンの刑務所から23人のアル・カイダ・メンバーが脱獄しているが、これが今回の事件と関係あるか否かは不明で、内務省は事件解明に時間が必要である、とコメントした。
 一方、この報道を受けたニューヨークの石油市場は2.31ドル/バレル急騰し、62.85ドルとなった。


at 11:04Saudi Arabia  
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